合格祝い —母さんは僕の奴隷— (Page 3)
「…?」
…冷たくてねとねとする以外は何ともない。
と思ったのも束の間、麻美に襲い掛かってきたのは猛烈な———痒み。
「えっ…なに…、ねえ、これっ…」
「これ?夕飯に用意してたとろろ。僕、総菜ってあんまり好きじゃないんだよね。母さんは知らないだろうけど」
「そんな…はぁ…っ…はぁ、ぅう…」
ほんのちょこっと塗られただけなのに、山芋のついた部分が焼けるように熱くむず痒く、麻美は不自由な体をくねらせて身悶える。
最初のうちは恥ずかしさの為か、浅く息を吐いてしのごうとしていた麻美だったが、一秒ごとに痒みは増して耐え難い苦痛となっていく。
「はぁ、はぁ、はぁ…!…あぁっ、もうだめ、早く拭いてぇ!ああ痒いっ!」
「…」
「ゆ、ゆう君!お願い掻かせて、あうぅ…!痒い、痒いのぉっ!」
届かないと分かっていながら、必死に腰を揺すって何かに股を擦り付けようとする。
祐一はふっと笑って、先程の筆を手に取った。
「そんなに痒い?どこが痒いの?」
「あっ、あそこが…あそこが痒くて堪らないのぉっ!ああ…!」
「あそこって何?ちゃんと言ってよ。ここかな?」
ねえ、と筆の先がクリトリスを撫でた。
筆先で皮を剥くようにして、小さなクリトリスにたっぷり山芋を擦り付ける。
「あ———ぃ、やぁ、ああ゛、そこだめぇ———!」
(痒い!痒い痒い痒いぃぃっ!!)
拡大する強烈な痒みに、麻美は目を剥いて首を振った。
「痒いの、ゆう君、もう放してぇ!掻きたい、掻きたいのっ!」
「掻いてあげてるじゃん」
「筆じゃなくてぇっ、もっと強く、うぁああぁ…!」
筆はくるくると優しく滑り、今度は肛門の上をなぞる。
「違うぅ、おまんこっ、おまんこが痒いのっ!お願い゛っ!掻かせてぐださいぃ!!」
額に滲む汗、崩れた化粧と情けなく歪んだ顔。
テレビの中の幻想を信じている患者が見たら、どんな顔をするだろう。
「辛い?母さん」
「あぅう゛、痒い、痒いっ!あ゛ぁ〜!」
「さて問題です。A・塩水、B・酢水、C・砂糖水。山芋の痒みを取ってくれるのはどれ?」
「あ゛〜、知らないわ、ああお尻が熱い、うぅ゛〜痒いぃ〜!」
「正解したらそれで洗い落としてあげるって」
「痒いっ、Aの塩、塩水よ!もうだめ、早くしてぇえっ!!」
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