合格祝い —母さんは僕の奴隷— (Page 5)

奴隷生活2日目。

祐一はコーヒーを片手に、ベッドサイドで本を読んでいた。

天気のいい爽やかな日だ。

にも関わらず、ベッドの上で大の字に縛られた麻美は、全身汗だくになってくぐもった喘ぎを漏らしていた。

今麻美の体を責め苛んでいるのは、クリトリスに装着された小さなキャップだけ。

一見大したことはなさそうに見えるが、キャップにはローターが内蔵され、スイッチが入るとクリトリスを吸引しながら振動も与えてくれる仕組みだ。

ウ゛ィィィィィイ…とモーター音が鳴りだすと、それに合わせてぐーっと腰が浮いてくる。

しばらくしてモーターが止まると、麻美はがくんとシーツにお尻を付け、ボールギャグの隙間から不満げな声を上げるのだった。

「…ぅ…ぅうん…っ…」

(イきたい、イきたいよぉ…!もうちょっとなのに…!)

全く触れられていない股の間はべったりと濡れ、シーツの色を濃くしている。

クリキャップが振動している間、その快楽の芽になんとか縋ろうと無駄な努力をしていると、いつの間にか本を読み終えていた祐一がじっと麻美の顔を見ていた。

「…母さん、ひょっとしてイかせて欲しいの?性欲は煩悩の極みなんて言ってた母さんが、そんなにいやらしい女だったなんて幻滅だよ」

「…っ…」

もう何時間も焦らされ続け、イきたい、という次元などとうに超えている。

それでも挑発された麻美はぐっと歯を噛みしめ、祐一から目を反らした。

「そうだよね。昨日は馬鹿みたいに腰振って“もうイきたくない!”って絶叫してたもんね。今日は絶対にイかせないから安心して」

祐一は笑って、きゅぽっきゅぽっと意地悪くクリキャップを引っ張った。

「んむぅ、う゛ぅ、んふっ…!うぅうう〜…!」

*****

奴隷生活3日目。

今日の麻美は素肌にコートを羽織っただけの姿で家を連れ出されていた。

「ね、ねぇ…人に見られたら…」

「え?いつも着てるコートじゃん。母さんが普通にしてればバレないよ」

「そうだけど、でも…、…きゃぁっ?!」

ばっ、とコートの前を捲られる。

もし前に人がいれば、ツルツルに剃られた子供のようなあそこと、既に充血しきって割れ目から顔を覗かせたクリトリスをしっかり見られてしまったことだろう。

「あっ、待ってゆう君、置いていかないで…!」

麻美は慌てて裾を伸ばし、きょろきょろ辺りを見回しながら祐一の背中を追いかけた。

少し歩いて辿り着いたのは、人気のない公園の小さな公衆トイレ。

「ゆう君…これ…ねえ、冗談でしょ…?」

M字開脚で男性用個室の便器に縛り付けられながら、麻美は不安げに祐一を見上げた。

「今日が最後の日だね、母さん。そのうち迎えに来るから頑張ってね!」

「え、頑張るって…ちょっと、ねえ、ゆう君待っ、んん…!」

ボールギャグの上から更に布を巻き、祐一は個室を出ていってしまう。

(そのうちって、どれくらいかしら…こんなところ見られたら捕まっちゃう…ああ、早く戻って来て…!)

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