秘密の秘口 (Page 3)

「ちょっと佑都くん、聞いているの?」

ハッと我にかえると、ふくよかな彼女は僕を心配そうに見ている。

「ああ、ごめん。分かったよ」

彼女に手を引かれて実夏の元へ行くと、実夏は20年の時間など全く気にしないかのように、僕に向かって微笑みを浮かべた。

 

そのあとのことは、酒の勢いとでも言おうか。
同窓会が終わると同時に、僕たちは自然とホテルへ足が進んだ。
適当な部屋を選んで抱き合うと、シャワーも浴びずにベッドに倒れこむ。

「そういえば君、結婚しているのか?」

仮に答えがYesでももう引き返せないと思ったが、何となく聞いてみた。
彼女は一瞬頷きかけて、「2年前に、夫が亡くなったの。事故で」と腕の中でつぶやいた。

「そうか」

僕は勝手に納得すると、素早く彼女の下着を剥ぎ取る。
大きく脚を開かせると、そこは20代の時と同じとは言わなくても、十分すぎるほどに美しい色をしていた。

「早く」

彼女は自分の秘口に指を這わせ、あの時と同じ目つきで僕を誘った。
濡れ方も、感じ方も、喘ぎ方も、匂いも、全てが当時のままだった。
変わったことは、彼女の妖艶さがもっと増したということだ。

「佑都、くん…」

彼女は熱にうかされたように何度も僕の名前を呼び、ひたすら喘いだ。
そして、僕が十分に潤った秘口に指を入れようとするのを、もう止めはしなかった。

「いい?」

「…聞かないで」

その言葉を合図に、僕は初めて彼女の秘口に自分の指を挿入させた。
激しくかき回すほどに水音は大きくなり、彼女は「イク」と小さく連発しながら絶頂に達する。
僕は大きく息を吸い込むと、自分のベルトのバックルに手をかけた。
実夏が荒い息を吐きながら頷くのを待って、僕は勢いよくベルトを引き抜いた。

(了)

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