一線を越えたい姪と身体を許してしまった叔父の話 (Page 2)

――帰宅後。
部屋のどこも明かりをつけず、二人はすぐに寝室へと入った。
もう少し細かくいうなれば、優美に寝室へと連れられて入ったのだ。

「優美ちゃん、だから僕は……」
「今日だけでいい。抱いて。今日だけ抱いてくれたら、あとはもう何も言わない」

そう言って口を塞ぐように、優美は誠司へとキスを贈る。
二人の身長差はさほどない。
すらりとした長身である優美と、中肉中背の誠司は、目線があまり変わらないのだ。

「むぐ、う……」

舌を交えるキス。叔父と姪が交わすようなものでないことは、頭ではわかっていた。
離れようとしても、優美はそれを許さない。

「優美ちゃん……」
「叔父さんは何もしなくていいよ。私が勝手にするから」

ベッドに向けて軽く誠司の肩を押すと、誠司は諦めもあり、簡単にベッドへと倒れた。
優美は服を脱ぎつつ、誠司へと跨る。
キスをしながら、優美は誠司の手を取り、自身の胸へと当てさせた。

「怪我がないか、触って確かめて」

控えめだが柔らかなふくらみを、誠司はたどたどしく触っていく。
まだ遠慮が残る手だったが、それでも触れられているだけで優美は満足のようだった。

「もっと、触って?」

すりすりとふくらみを触っていけば、乳首が立っているのがわかった。
誠司は戸惑いつつも、そこを優しく摘まみ、軽くひねる。

「あんっ……」

優美の、姪の、女の声が聞こえた。
いけない。いけないとわかっているのに、そのあまりにも生々しい女の甘い声に、誠司の男根は熱を帯び始めた。

「叔父さんも興奮してきてるね……嬉しい」

すりすり、と優美は股座で誠司の男根を刺激する。

「……僕だって、男だからね」
「うん、知ってる。だから好きなの」

好きだと言われ、誠司の心臓は一つ跳ねた。
普段も好きだ好きだと熱烈な言葉は貰っていたが、それは親子愛としてのことだと思っていた。
しかし、この状況ではどうしても優美を一人の女として見てしまう。
そうこうしている間にも、優美はどんどん準備を進めていく。
いつの間にか誠司も脱がされ、二人揃って一糸纏わぬ姿になっていた。
優美は誠司に跨っており、自分で腰を振るつもりらしい。

「ん……はっあ……」

くちゅくちゅ、と優美が自身の手で準備をしている音が聞こえた。
その水音の量から、だいぶ濡れているようだ。
初めてなのか、そうでないのかはわからない。どちらにしろよくないことであるのは事実だ。

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