完璧な元カノとアダルトグッズで遊んでみた (Page 5)

「あ、ああ、あん、んふう、ふう」

 かれんは目の前でチカチカと光る火花と、今まで感じたことのないほどの痺れに、声を抑えることができなかった。

 ビクビクと身体が痙攣して、背中が反り返る。

 彼の指の形をしたものをぎゅっと噛み締めた淫穴から淫汁が溢れて、太腿まで濡らす。

 こんなにイヤらしい姿を彼に見せて、これ以上嫌われたくない。

 しかし、気を抜くと脚を開いて腰を突き出そうとする身体を、強引に押さえつけるだけで精一杯だ。

 かれんはこれ以上おかしくなるのを防ごうと、必死に身体の痺れを抑え込む。

「ふう、ふう、ふう、ん、んふう」

 幸い彼からの追撃はなく、しばらくするとようやく普通に息をすることができるようになった。

 まだ身体が震えてはいるが、ぼんやりと視界と意識が戻ってくる。

 彼女を初めてイかせた高貴が、驚いたような目でこちらを見ていた。

 こんな淫乱な姿を見て、幻滅してしまっただろうか?

 そんな不安が心の中に膨らんだが、それが杞憂だとすぐに分かった。

 なぜなら、彼の目が今までとぜんぜん違う。牝を見る牡の目なのだ。

 僅かな期待が膨らみ、落ち着いたはずの心臓がとくんと跳ねる。

「かれん……」

 駆け寄ってきた彼の声に、頭の芯で何かが爆発した。

 身体中の細胞がざわつき、縋るような切なさが広がる。

 すぐそばには、その切なさを埋めてくれる相手がいる。

 かれんはすぐ隣に立つ彼を見上げて口を開いた。

 しかし、声が出ない。

 そうだ。

 以前はここで手を伸ばしても感情のない目で拒絶され、まるで見えない壁でもあるかのように距離をとられたんだ。

 だから、怖くなって何もできず、寂しくなって離れた。

 彼は、かれんに興味を示してくれなかった。せっかく付き合えたのに、一度も触れてくれなかった。

 あの時の恐怖が胸の奥から湧き上がってきて、思わず目を逸らす。

「かれん、ごめん!」

 そんな声が聞こえた瞬間、かれんはソファの上に押し倒されていた。

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