褐色美女の寮母さんとの甘々な性活 (Page 2)
こうして、俺の寮生活は始まった。
入る前の不安はすっかりと解消され、完全に寮生活に馴染んでしまった。
それもこれも玲愛さんのおかげだろう。
話をしてみると分かるが、玲愛さんは見た目とは大分違っていた。
傍目には怖い人のように見えるが、姉御肌でとても便りになる。
それにご飯も美味しいから、まったく不満はなかった。
通称、稲敷寮の女傑。
玲愛さんから離れたくなくて、寮を出て行かない学生が多いと言われるくらいだった。
でも、それは分かる。
俺だって時間が許す限りこの寮に居続けたい。
そう思い始めていた。
「玲愛姐さん行ってきます」
「おう、いってきな」
いつも通り江戸っ子みたいな切符の良い声に見送られ、今日も大学へと向かう。
しかし、一月ほど過ごしてみて、ふとした疑問が湧いてきた。
それはもちろん玲愛さんの事だ。
初めて会った時から思っていることだが、何であれだけの人がこんな場末の寮で寮母なんかやっているんだろう。
いや、いてくれないと困るんだけど、それでも不思議だった。
それと、男の気配がまるでない。
普通だったらあれほどの美人なんだから、相手がいてもおかしくないはずだ。
毎日注意深く観察して、左手の薬指に指輪も指輪跡がないことは確認済みだった。
考えれば考えるほど玲愛さんの私生活は謎に包まれている。
そして、そんなことばかり考えていたら、偏頭痛と風邪のダブルアタックで倒れてしまった。
「何してるんだい、アンタ……。まあ、仕方ないね。ゆっくり休みな」
「ずびばぜん……」
皆が大学に行ってしまった昼間。
俺は自室から、寮の救護室に移されて療養することになってしまった。
いつもの騒がしい寮の雰囲気と違う。
まるで病院の一室のような落ち着いて、しかも清潔なベッドの上に俺は寝っ転がっていた。
こんな部屋があったのかと驚く暇もなく、俺はぐっすりと眠っていた。
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