可愛い後輩を可愛がってみた

・作

「ポーカーで勝ったら何でも言うことを聞いてあげるよ」と言った後輩、美優の挑戦を受けた俺は、あっさりと勝って彼女の胸を揉みしだいていた。会社の後輩である美優の胸は美しく滑らかで、手を止めることなどできない心地よさだ。

「ん、んあっ!」

 美優の嬌声が狭い部屋にこだました。

 ふわふわの肉乳に指を沈み込ませ、手のひらの真ん中で抵抗する肉豆をぐりぐりとこねくり回す。

 彼女は僅かに身体を震わせ、腰を捻って逃げようとするが、やめる気なんかない。

 俺は、ベッドの端に座る彼女の前に跪き、目の前に顕わになった胸の感触に夢中になっていた。

 こいつが、こんなに触り心地のいいものの持ち主だなんて、信じられない。

 目の前でほんのり赤く染まる鎖骨や震えるお腹も、視覚から俺を誘ってきている。

 まずい。

 このままだと止まらない。

「ん、んんん。んはあ。ん、ん、ん!」

 両手の指に力を入れて握るとめり込むように形を変える肉が、いくら弄り続けていても飽きない。

 なにより、同時に聞こえる悦声や擦られるたびに大きく固くなっていく肉豆が、俺の背中を押してくれているんだ。

 だめだと思いつつも、俺の手は執拗に彼女の乳肉を攻め続けていた。

「あ、ん、んん! んふぁ、はあ、はあ。や、やめて、せんぱ、あ、あいんん!」

 自分でシャツをめくり上げたまま身体をくねらせる美優が、吐息混じりに懇願してきた。

 彼女は着古した俺のジャージを穿いた太股をもじもじと擦り合わせながら、濡れた瞳で俺を見つめている。

 額に汗を浮かべて頬を真っ赤にしているその表情が、より俺の獣欲を昂ぶらせていることに気が付いていないらしい。

「ん、んん、んーっ、んん! もう、だめ!」

 彼女の切羽詰まった艶声が耳に届いた瞬間、目の前が真っ暗になって頭がふわふわで熱いクッションに包まれた。

 しっとりと汗ばんだ柔肌が頬に吸い付き、ムッとした甘い香りが鼻を擽る。

 美優の腕が俺の頭を抱き締め、ぎゅっと乳肉の間に挟み込んで両側から押さえ込んでくる。

「ん、んふう、ふう、はあ。……もう、ちょっとガッツキ過ぎだよ」

「んむっ、むううっ! んはあっ、ちょ、息できねえ!」

「あ、ははは。どう? 降参する?」

「んんっ! い、息できないって!」

 またぎゅうっと俺の頭を抱き締めた細い腕を慌てて払う。

 すぐ目の前でふよふよっと柔らかそうに揺れる乳肉が目に入った。

 少し勿体無いことしたという思いとともに、「やっちまった」という後悔の念が湧き上がってくる。

 酔った勢いでやったゲームとはいえ、職場の後輩に手を出したのだ。

 彼女は俺の後輩で、俺が教育担当を務めた新人だ。

 と言っても彼女は優秀なので、俺は業務ではなくメンタル面を支える役目に徹し、ただただ話を聞いただけ。

 よくあるメンターというやつをやってみたんだ。

 心に寄り添い、何があっても味方になって居場所になる。

 だから、先輩後輩と言ってもフランクで、業務外ではタメ口で話をするほどにはなっていた。

 でもこれは俺の仕事のうちなんだから、恋愛感情なんか抱かない。

 はずだった。

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