可愛い後輩を可愛がってみた (Page 2)

「んふふ。ちょっと後悔した?」

「し、してない」

「ふふふ。この私のナイスバディを見て、後悔しないわけないよねえ。うんうん。もっかい揉む?」

 頬を赤く染めて胸をはだけたままの美優が、自分で胸を持ち上げるようにしながら言った。

 白い柔肌がふよんと揺れ、充血して固くなった頂が俺を指差す。

 ゴクリと喉を鳴らして思わず頷きかけたが、見上げてくる自信満々な瞳を見てフルフルと頭を振った。

 仕事中のいつもの彼女の姿が脳裏でチラチラとする。

「な、なんだよ、その根拠のない自信? ……ゲームとはいえ、後輩にこんなことするなんて、俺が悪かったーー」

「ちぇ、気持ちいかったのに」

「え? なに?」

「な、なんにもないですう。もういいですう。先輩には、もう二度と触らせませんからあっ!」

「え? まぢで?」

 ふと漏れた呟きに、美優がにやりと笑みを作った。

「ま、まあ、先輩とも長い付き合いだし。私が入社してからだから、もう3年かな? いろいろお世話になってるしい。さ、さっきのイカサマを正直に白状したら、失言はノーカンにしたげてもい、いーよ」

「はあ? なに言ってんだ? イカサマなんかしてねーし! まぢで勝ったし」

「んなわけないじゃん。3連続ストレートフラッシュなんて、まぢありえないし!」

 美優は口を尖らせて、足元のラグの上に散らばるトランプを見つめた。

 何の変哲もないトランプだ。

 もちろん熱に浮かされて小細工してあるカードを使ったが、そんなことを白状できるわけがない。

 酔った勢いとはいえ「ポーカーで勝ったら何でも言うことを聞いてあげるよ」って言ったのは美優のほうだし。

 雨に濡れたとはいえ、俺の部屋に躊躇なく入ってきてシャワー浴びやがったし。

 着替えがなかったとはいえ、簡単にシャツとジャージになりやがったし。

 恥ずかしがっていたとはいえ、躊躇なく胸出しやがったし。

 ノーブラだったし。

 そもそも、「揉む?」って言ってきたのはこいつだし。

 あ、もしかして、俺のこと男として舐めてんじゃねえか?

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