契約成立~研究室の甘い罠~ (Page 2)

「薗田くん」

鈴本の声に、薗田はようやく顔をあげる。

まだ涙は零れていないが、目が赤く充血し、鼻も赤かった。

「泣くくらいなら、止めておくべきだろう」

先程よりも穏やかな声の鈴本に、薗田は謝罪を述べる。

「せ、先生、あの、出来心なんです……」

出来心。その言葉に鈴本の片眉が動く。

「反省しています。ですから、どうか……」

どうか、その先は言えなかった。

何故なら、鈴本の眼鏡の奥の目が鋭く光っていたからだ。

「せ、先生、あの、」

「薗田くん、僕はね、君が本当のことを話してくれるなら今あったことを不問にしてもいい」

「え」

「今、君は出来心と言ったね? 出来心…それは本当かね」

「本当です」

薗田の答えに、鈴本は息を吐きだす。

「僕の言葉を聞いていたかい? 本当のことを話してくれるなら、不問にする。そう言ったんだよ?」

言葉が強くなる鈴本に薗田は頭を振り、先生本当ですと訴えた。

すると、鈴本はまたため息を吐き、仕方ないなと小さく呟いた。

 

仕方ない。一体どういう意味なのか。

結局許してもらえなどしないのだろう。

薗田はそう思うと、体が震えた。

 

鈴本はその様子を見た後、ゆっくりと立ち上がり鞄の中から携帯端末を取り出す。

そして、細い指先で操作すれば、何やらギシギシと音が聞こえてきた。

 

「あん…いいわぁ、そう、もっと吸ってぇっ」

 

甘い声が聞こえ何事かと薗田が鈴本を見ればゆっくりと端末がこちらへと向けられた。

そこに映っている映像に、薗田は息を呑んだ。

ひゅぅっと小さく音を出した後は、その映像から目が話せなかった。

 

「は、麗香さんの胸、おっきぃんすね…乳首も大きくてやらしいっすね」

ギシギシとベッドのスプリングを利用するように激しく腰をグラインドする男。

妙齢の女性の胸に顔を埋め、とろける顔でその胸に吸いつく男。

それは、薗田の恋人である鍋島だった。

 

「え、や、やだ…な、なに、これ、せんせぇ、これ、」

動揺してしまい、鈴本が手に持つ端末を薗田は奪い取る。

公開日:

感想・レビュー

コメントはまだありません。最初のコメントを書いてみませんか?

レビューを書く

カテゴリー

月間ランキング

  1. 会員限定の出会い

    まる21917Views

  2. 電車凌辱快楽責め

    益田冬嗣20271Views

  3. 義父の手管

    まる19525Views

  4. 恥辱の産婦人科―箱入りお嬢様の診察記録― 

    あまがえる14978Views

  5. 保険外交員の淫悦契約

    益田冬嗣14903Views

  6. 借金返済のために性奴隷になる女子校生♡調教に染められる子宮♡

    よしのふみ9994Views

  7. 5日目の夜

    まる6479Views

  8. 出戻りねえちゃん

    まる6076Views

  9. 夫のミスは子宮で償います ~嫌いな上司に寝盗られた貞淑妻~

    奥住卯月5606Views

  10. 籠の鳥は、いつ出やる

    益田冬嗣4935Views

最近のコメント

人気のタグ

中出し 乳首責め 巨乳 フェラチオ 指挿れ 女性優位 クリ責め クンニ 調教 レイプ 潮吹き 騎乗位 処女 言いなり 口内射精 無理やり 羞恥 言葉責め 処女喪失 オナニー ラブホテル 不倫 教師と生徒 拘束 女性視点 イラマチオ 玩具責め 淫乱 熟女 積極的

すべてのタグを見る