コーチの企み (Page 2)

理恵のことは早くから狙っていた。
ユニフォームをぱつぱつに張らせる豊かな乳房、全体的にボリュームのある肉感的な身体と柔和な笑顔、同世代の男から見れば母親のようにさえ思えるだろう雰囲気に一真はいつもムラムラしていたのだ。

あのたっぷりとした肉を鷲掴みにして揉みしだくことを想像して、片付けの途中から一真は股間を熱くしていた。

*****

コンコン、と扉をノックする音がして、理恵はひとりの女子更衣室でびくんと肩を震わせた。

「はい?」

この体育館に残っているのは、もう自分とコーチの一真だけのはずだが、と不思議に思う。

「沢井さん、タオルお忘れじゃないですか?」

ドアの向こうから聞こえたのは、その一真の声だった。

「え?コーチ?」

「はい、体育館に置いてあって…沢井さんのじゃなかったかなと思って」

「あ、ごめんなさい!」

慌てて理恵は更衣室のドアを開けた。
まだ着替え途中で、ユニフォームの上を脱いでカップ付きタンクトップを着ているだけの状態だったのにドアを開けた。
それを「無防備」だと認識できないほど、理恵は一真をそういう目で見ていなかった。

「っ…あ、沢井さん、すみません」

ドアが開いて現れたタンクトップ姿の理恵の、乳房がぶるんと揺れている。
期待していた通りとはいえ、その迫力に一真の興奮は一層高まる。

「そう、これ私のタオル!」

自分の姿も意に介さず、理恵は一真が手に持つタオルに視線を送る。

「ごめんなさい、わざわざありがとうございます」

理恵が笑顔でタオルを受け取ろうと手を伸ばすと、タオルを渡しかけた一真はそのままタオルごと理恵の身体を引き寄せた。

「えっ?」

肉づきは良いが背丈は大きくない理恵の身体をぎゅっと抱きしめると、一真はその汗ばんだ首筋に鼻をつけてすぅっと匂いを吸い込んだ。

「ちょ、コーチ?」

理恵は一瞬状況が理解できず、混乱した声を上げる。
しかし、密着した一真のペニスが、布越しにもはっきり勃起していることに気付いて驚いた。

「沢井さん…エロすぎます」

理恵の耳元に唇を寄せて、一真は低く囁いた。

「なに、なに言ってるの?ちょっと」

抵抗するように身を捩るが、久しぶりに興奮した男の腕に抱かれた理恵は体に力が入らず混乱していた。

「たまんないです…」

畳み掛けるように、一真は囁き続けた。
ゆっくり理恵の背中を撫でると、理恵は小さくぴくんと反応する。

「おかしいわよ、コーチ」

ふにゅふにゅと柔らかい乳房の感触を胸に感じながら、このまま強引に押し進めたい気持ちが膨らむが、一真はぐっと堪える。
必ず言葉で了承を取らなければならない。
自分の口で了承したかどうかで、その後の熟女の乱れ方が全然違ってくるからだ。

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