眼鏡の似合う優等生な幼馴染みは色々大きかった件
オレには三人の幼馴染みの女の子がいた。山路信子と太田勝子。気が付けばこの二人と性的関係を持ってしまうことになる。そして、二人は最後の幼馴染みである中島秀子とも関係を持つように迫ってきた。もちろん、眼鏡の似合う優等生でありながら、ナイスバディの持ち主である秀子と関係を持つことはオレも臨むところだった。作戦通り、家へと連れ込んだオレは秀子の初めてをしっかりといただくのだった。
オレが約束の時間より三十分も早く着いたとき、幼馴染みの中島秀子はすでに待ち合わせ場所に立っていた。
180センチに近い長身だから、遠くから見てもすぐに分かった。
秀子はオレが近づいてきたことに気付くと、パタンと文庫本を閉じる。
それから、トレードマークであるアンダーリムの眼鏡をくいっと押し上げるのだった。
「やあ、光正。早いな」
「早いなって……、秀子こそ早すぎないか?」
「そうでもないぞ、一時間前に来てただけだが」
それは早すぎるだろと思ったが、オレはそれ以上言わなかった。
それよりも制服姿ではない秀子の姿を見て、思わず息を呑んだ。
黒のサマーセーターに紫を基調としたチェックのロングスカートを見に纏った秀子は、いつもより落ち着いて見える。
普段の制服姿でさえ大人びて見えるのだが、私服姿だったらなおさらだった。
「ん? 何か変な顔をしているが、どうしたんだ?」
「い、いや、相変わらず決まってるなあって思ってさ」
「あまり褒められているような気がしないのだが……」
秀子が困惑しながらも柳眉を吊り上げたので、オレは慌てて弁解する。
「いや、綺麗でびっくりしたってことだよ」
「……光正、何か悪いものでも食べたか? お世辞はありがたくもらっておくが、褒めても何もでないぞ」
そう言って秀子は呆れたように髪を掻き上げる。
ふわふわのロングヘアがなびいて、秀子の良い匂いが俺の鼻をくすぐった。
「お世辞じゃないんだけどな……。まあ買い物に行こうぜ」
「ちょっと待て、まだ勝子と、信子が来ていないんだが」
「ん? 聞いてないのか? あいつら今日は都合が悪くなったってよ」
「はぁ? ちょっと待て、聞いていないぞ。……んっ! まったく……、連絡が遅いぞ、二人とも……」
オレの言葉とタイミングを同じくして、秀子のスマホに通知が入る。
慌てて秀子が画面を見ると、勝子と信子の二人からの欠席連絡が届いたらしい。
少し怒ったような口振りでバックにスマホを収めると、オレの方に向き直った。
「どうやら、そのとおりのようだな……。では、行こうか」
「おう、とりあえず本屋からか?」
「そうだな……、光正がそれで構わないなら、そうさせてもらおう」
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