眼鏡の似合う優等生な幼馴染みは色々大きかった件 (Page 2)

 こうして秀子と二人で過ごす休日が始まった。
 もちろん、勝子も信子も都合が悪くなったわけではない。
 オレと秀子を二人っきり、つまりデートさせることが目的だった。
 そして、最終的には家にお持ち帰りをするところまでがオレに課された任務である。

「いや、本当に上手く行くのか……?」

 だが、秀子の態度を見る限り、オレを異性として意識しているかは甚だ疑問だった。
 確かに町歩きをしているときの雰囲気は悪くない。
 ただ、それはあくまで友人としてであり、特別意識しているようには感じられなかった。
 むしろ、二人から色々と吹き込まれているオレの方が、変に意識しないようにする方が大変だった。
 
「光正、昼ご飯はどうする?」

 そんなことを考えていたら、いつの間にか昼時になっていたらしい。
 特に食べたいものがあるわけではないので、質問に質問で返してしまう。

「んー、何でも良いんだよなあ……。秀子こそ何か食べたいものはないのか?」
「私も特にないから尋ねたのだが……。そうだな、気になっているものはあるな」
「それは?」
「焼肉だ。妹が食べたいと五月蠅くてな……」

 秀子には逞子という妹がいて、とにかく肉が好きだった。
 まあ、焼肉という選択は別に嫌ではなかったので、オレは賛同した。
 
「妹のおすすめの店があるらしいから、そこに行くとしよう」
「わかったよ」

 店に向かう道すがら、オレはふと昔聞いた焼肉に関する話を思い出してしまう。
 焼肉を二人で一緒に食べる男女は肉体関係になりやすい。
 くだらない俗説だけど、流石にタイミングがよすぎて、思わず笑ってしまいそうだった。
 そんなオレに不審そうな視線を秀子は向けるが、それ以上は何も言ってこなかった。
 焼肉屋は肉好きの逞子のおすすめの店というだけあって、値段は安い上に非常に美味しかった。

「流石に食い過ぎたな……」
「考えなしに食べるからだ。まあ、美味しかったのは事実だが」

 二人してお腹を持て余していたところで、オレはこれはチャンスだと気付いた。
 口実として誘うならここしかない。

「ちょっとうちでゆっくりしていくか?」
「……ふむ、迷惑じゃないならばよらせてもらうか」

 オレの誘いに秀子はまったく疑いもせず乗ってきた。
 上手く行ったと胸を撫で下ろすが、考えてみれば友人が家に来るわけだから何もおかしなことはない。
 ただ、その裏に下賤な計画があるというだけだ。
 それが露見しないか不安だったが、それは杞憂だった。
 家までの道のりは勝子や信子の話をしていたら、あっという間に着いてしまう。

「そういえば、光正の家に私だけで来るのは初めてだな」
「まあ、いつも勝子や信子がいたからな。ほら、あがれよ」
「じゃあ、お邪魔する」

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