セフレ以上恋人未満 (Page 6)

 にちゃりと押し開かれた牝穴から溢れた汁を舌で舐めとると、ミナが身体を小さく震わせて悦声を漏らした。
 まるで熱いクリームでも舐めているような柔らかい感触と甘酸っぱい味。
 舐めても啜っても溢れてくる淫水を飲んでいると、すぐ目の前にプクリと赤く染まった肉豆が顔を覗かせた。
 恥ずかしげに半分包皮に包まれたそれを、ねっとりとした牝汁に塗れた舌でほじくり出す。

「ひゃあうっ! ん、んなあっ! ふ、ふあああ!」

 ミナは指が真っ白になるほど強くシーツを掴み、背中を仰け反らして逃れようとした。
 でも、肩にかけた彼女の柔らかい太股を掴んで離さない。
 赤く充血した肉豆を口に含み、チュウチュウと吸い付きながら舌でコロコロと転がした。

「い、いいいっ! そこらめ! イっく! またイくのお!」

 彼女の腰がジタバタと痙攣し、プシュッと何かが噴き出して俺の顔や胸をびちゃびちゃに濡らす。
 柔らかい太股をしっかりと掴み、空いた方の右手で彼女のお尻を撫でて垂れている牝汁を指に塗りたくった。

「んんっ! ら、らめ! やめれっ、いまらめっ、いまーー」

 何かに気が付いた彼女がぶるりと震えた瞬間、俺は牝汁に塗れた中指と薬指を、物欲しげにパクパクとしていた淫穴に挿入した。

「んきいっ! い、いいっ!」

 獣のような悦声をあげ、引き裂くような力でシーツを掴んだミナは感電したかのように身体を引きつらせた。
 2本の指を簡単に咥え込んだトロトロの牝穴が絞まり、無数の襞が吸い込むようにゾゾゾゾと蠢くのが分かる。
 指の先に当たる少しコリッとしたところが熱を帯びていた。
 僅かに指を曲げてゆっくりと動かす。同時にクリトリスの吸引を再開した。

「あひゃあ! ま、まらイク! い、いイくイくイく、イっきゅう!」
 
 彼女がひときわ大きく跳ねた。

「あ、くそ!」

 汗と淫水でぬめった彼女の脚が肩から外れ、熱い肉豆が口から逃げ出して指がぬるりと抜けた。
 彼女の快感の痙攣に、俺の筋力が及ばなかったらしい。

「んあんっ! や、やああ! イっくっ!」

 指が抜ける拍子に膣壁を引っ掻くように指を曲げたせいか、彼女は断末魔のような啼き声をあげてベッドの上で跳ねた。
 そして、ピクピクと身体を震わせながら、俺に非難の目を向ける。

「ん、んん、あ、はあ、はあ。こ、こんなの……はあ、はあ。死んじゃう」

「まだまだ、これからだよ」

 息を切らせて泣き言を言うミナの腰を掴んで引き寄せる。
 彼女は手足に力が入らないのか、まるで人形のように手足を投げ出してされるがままだ。
 ギンギンに痛いほど堅くなった肉槍を、見せびらかすようにして彼女に擦りつける。

「あ。……うん」

 彼女の白い喉がコクリと動いた。
 生で入れたことがないわけではないが、さすがに緊張しているらしい。

「大丈夫だよ。生で入れるわけないんだから」

「え? あ、ああ」

 彼女の目に一瞬落胆の色が見えたのは、気のせいだろう。
 俺はいつもの場所に手を伸ばし、ゴムを取り出した。
 もう最後の1つだ。
 先週買ったばかりだった気がするが、思ったよりもなくなるのが早い。

「あ、あの……」

「ん?」

 ゴムを被せようとしている俺の手を、細くて頼りない腕が掴んだ。
 つまらない期待が膨らむが、勘違いをしてはいけないだろう。

「ごめんね、雰囲気がなくて。すぐに着けるから」

「いいの。……今日は、無しでいいから」

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