セックスレス夫と欲求不満兄嫁の逢瀬 (Page 6)
「友幸さん! もっとちょうだい! もっとちょうだい!!」
友幸は千渚を強く抱き締め、そして口づけをした。千渚も、爪が立つぐらいに友幸を強く強く抱き締めた。
ヌチョ! ヌチョ! ヌチョ! ヌチョ! ヌチョ! ヌチョ! ヌチョ! ヌチョ!!
ピストンがどんどん激しくなっていく。そして、互いの快感もどんどん高まっていく。
「友幸さん、いいわぁ! いいっ!!」
ビグビグッ! ビグビグビグビグッ!!
友幸の興奮が絶頂に達した。射精の時が近づいたのだ。
「イクっ! イきそうだよ、お義姉さん!!」
パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン!!
友幸は、さすがに外に出そうと思っていた。お義姉さんを孕ませる訳にはいかない――。しかし、千渚は友幸のことを強く抱きしめて、離そうとしない。
パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン!!
「お義姉さん! そんなに強く抱き締めてたら、外に出せないよ! 中に出ちゃうよ!!」
「中に出して! 中に出して! たくさん中に出して!!」
「ダメだよ! 妊娠しちゃったら、どうするの? 外に出すよ! 外じゃなきゃ、ヤバいよ!!」
「イヤッ! 中に出して! 中じゃなきゃ、イヤだっ! 中に出してっ!!」
「アウッ! ウゥッ! 出るっ! 出ちゃうよ! お義姉さん、出ちゃうよ!!」
「出して! 出して! あたしの中で出してっ!!」
「もうダメだ! 出ちゃう! アーーーーーーーーーーッ!!……」
*****
「なぁ、奈智子? 今夜もダメなのか?」
「もう! あたし、疲れてるのよ! ハイハイ、おやすみなさい!!」
「……やれやれ……」
一方――
「あなた、タオル熱くないですか?」
「ううん、ちょうどいいよ。千渚に体を拭いてもらうと、気持ちいいねぇ。いつもすまないなぁ、こんな面倒ばかりかけて……」
「いえいえ、あなたが元気だったら、それでいいんです」
「そうか……ありがとう」
「うふふ」
あの日以降も、友幸と千渚は今までと変わらない日常を過ごした。ただ一つ、友幸と千渚が己の肉欲を満たすために逢瀬を重ねるようになったこと以外は――
(了)
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