視線の先に (Page 3)
「下の口だけでは足りないってのか」
嘲笑うような口調で腰を動かし沙希から喘ぎ声を引きだす。
だが、沙希の視線は直也の股間の方へと向いていた。
「咥えたいのか?」
ゴリゴリと奥を抉るように腰を動かす正也の問いに沙希は喘ぎながらも頷く。
「何を咥えたいんだ?」
正也の問いに沙希は言い淀むように視線を動かすが、観念したように口を開いた。
「直也くんの、おちんちん……」
「へぇ、夫のちんこをしっかり下の口で味わいながら義弟のちんこも欲しがるなんて強欲な女だな」
正也はペチン、と小さく沙希の太腿を叩きながら更に問いかける。
「直也のちんこを咥えるだけでいいのか?」
「……ザーメン飲みたいです」
「へぇ、直也の咥えるだけでなく、精液も飲みたいのか。……お願いする時はどう言うんだった?」
正也の手がペチンペチンと何度も沙希の太腿を叩く。
「義弟のおちんちんからえっちなミルクを飲みながら夫にも下の口からたっぷりミルクを飲ませてほしいです!」
「やらしい女だな」
満足そうに笑う正也を見て直也はスムーズな流れに二人にとっては普段から行われているプレイなのだろうと察した。
「直也、どうする?」
「え?」
「沙希、お前の精液飲ませてほしいって言っているけど」
「え、だって兄さん」
「なぁ、それだけガチガチになっているなら咥えるだけでもイきそうだが、沙希も頑張るよなぁ?」
ペチンともう一度太腿を叩かれた沙希は蕩けるような笑みを浮かべ頷く。
「直也くん、私にその大きなおちんちん咥えさせてくれないかな? そして、口に一杯だしてほしいの。私、一杯出るように頑張るから」
そう言って口を開け中から舌を出しレロンと舐めるような動きを見せる。
「直也、どうする? 別に俺はそこでシコってもいいぞ。無理に沙希に飲ませることもないしな」
ペチンペチンと太腿を叩かれながら沙希は直也に訴える。
「直也くん、おねがぁい、私にその義弟おちんちん頂戴!熱いミルクを口の中にたっぷり注いでぇ!」
正也に貫かれた状態で直也の性器を欲しがる様子に直也は喉を鳴らす。
「おねがぁい、ほしい、ほしいぃのぉ!義弟おちんちんがほしいのぉ!!」
「直也、どうする?」
必死で願う様子の沙希とは対照的に余裕な態度を見せる正也の言葉に直也はどうしたらいいのかと自身の股間を見つめる。
直也の性器は先走りが滲み、濡れていた。
それは誰かに咥えてほしいというようにダラダラと涎を零しているように見える。
直也は強く目を瞑った後、ゆっくりと正也に返事をすべく口を開いた。
(了)
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