愛する妻を触手でぐちゃぐちゃにした話 (Page 4)
俺は不意に水を元に戻し、彼女の唇を解放した。息をしていない彼女が心配だ。
「んあっ! いやあ」
真奈美が切なげな泣き声をあげ、蕩けた瞳で湯船の底を睨む。
その顔は、俺が焦らした時に見せた少し拗ねた表情のままだ。
「ヒデくん、もっとお。もっとちゅうしてえ」
彼女は発情した牝犬のようにお尻を振り、濡れた唇を開いた。
そして、湯船の縁に乗り上げ、頭から飛び込む。
「んぶぶっ! んぶふっ」
狭い湯船に上半身を突っ込んだ彼女は慌てて両手で身体を支えようとするが、パニックを起こしているのかその手は水を掻くだけだ。
俺は慌てて彼女を抱き締めて持ち上げた。
触手のようにお湯を操って、水を滴らせる彼女をくるりとひっくり返し、湯船の中にそっと座らせる。
「え? え? ええっ?」
湯船のお湯に身体を持ち上げられて座らされた彼女は、まだパニックから回復できずに可愛らしい声をあげてキョロキョロとする。
濡れたシャギーショートの髪がプルプルと震えて甘い匂いを撒き散らす。
そんな彼女の華奢な身体をねっとりとしたお湯で包み込むようにして、ぎゅっと抱き締めた。
「ん、んんっ!」
一瞬身体を固くした真奈美だったが、すぐに理解したように弛緩する。
『危ないだろ。溺れたらどうすんの?』
「っ! ……えへへ。だって、ちゅう久しぶりすぎて。……お帰り、ヒデくん」
顎の先までお湯に浸かった彼女が、にへらと笑った。
その笑顔に懐かしさと愛しさが大きくなり、俺は『ただいま』と答えてお湯をゆっくりと巡らせた。
この身体は、全身が手で口で性器だ。
彼女を包んでいるだけで、彼女を感じることできる。
でもそれだけじゃ足りない。
もっと彼女を感じたい。
小さな肩や首、脇腹や太腿、尻を味わうように撫で回すと、真奈美の瞳がとろりと蕩け、笑みが崩れてだらしなく唇を開いて熱い吐息を漏らし始めた。
舌であり指であるお湯が彼女の肌をねっとりと舐め、その弾力を楽しむように肌を凹ませる。
細い腰や滑らかなお腹、控えめに膨らんだ乳房が、お湯に押されて形を変えては元に戻った。
お湯の塊が重力を無視して伸び上がり、美しいデコルテや細い首と白いうなじを撫で回していく。
丸く形の良い尻肉が揉みしだかれるように蠢き、シミひとつない太腿の上を蛇のように伸びたお湯の触手が這い回る。
彼女の柔らかい乳房と弾力のある尻肉に同時に舌と手を這わせ、彼女の固くなった乳首をコリコリと舐めながら摘み、尻肉を甘噛みしながら揉みしだく。
「んん、んふああ。ヒデくん、に身体中を愛してもらってる。んんん、嬉し、嬉しくて、きもちい、きもちいいの」
彼女がうっとりと呟いた。
その艶のある声と心が熱く響き、俺の胸の奥をぎゅっと掴んだ。
もっと、気持ちよくさせたい。でも、こんな身体で何ができるのか?
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