あの日に帰れるのなら (Page 3)

つばめでいやらしい妄想をしたことがないわけがない。

毎晩のように、妄想の中でつばめをめちゃくちゃにしている。乳輪の大きさや色、性器をそっと開いて、舌を差し入れたときの味や匂い、そしてそのときつばめはどんな表情でどんな声を上げるのか、どれも知らないからこそ、妄想の中のつばめはバリエーション豊かで、毎夜俺を飽きさせない。

そろそろキスの先に進みたいと、つばめの肌の感触が知りたいと思っていたけれど、俺の部活が忙しく彼女と会えるのは昼休みとつばめが部活を見に来てくれた日の下校時間くらいでなかなか機会に恵まれなかった。ようやく舞い降りた好機に、これからの展開を想像して生唾を飲んだ。

ベッドに寝転んだままで、つばめに言う。

「つばめ、見せて」

「なにを?」

「つばめの身体」

「え、身体って?」

「そのままの意味だよ。つばめの身体、全部、見たい」

「や、やだ、恥ずかしいよ……」

「いいじゃん、お願い、見せて」

「やだよ……」

「つばめ、お願い、どうしても見たいんだ」

何度もねだると、つばめは意を決したように立ち上がり、ベッドに腰掛け、真っ白なセーラー服の裾に手をかけた。ゆっくりと持ち上げると、縦に走った小さな裂け目のようなへそが覗いた。

「こ、ここまでじゃだめ……?」

「だめ。見せて」

「うう……」

つばめはさらに上衣をたくし上げた。拳がぷるぷると震えている。

やがて、水色のギンガムチェックの下着に包まれた、控えめなふたつの膨らみが露わになった。

「こっち来て。俺の身体跨いでいいから」

ぎし、とベッドのフレームが鳴り、つばめは立ち膝で俺の腹の辺りを跨いだ。

上体を起こすと、つばめの真っ赤に染まった頬も、ささやかなふたつの丘も近くでよく見えた。

「……つばめ、本当に嫌だ?俺が怖い?」

「……恥ずかしい、けど……、でも、嫌ではないよ……」

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