ダブル不倫はスポーツの後で (Page 7)

「だめ…あぁっ、すぐ…あぁん…あぁだめイク…いぃぃっ」

ピストンをする前から、沙耶香の膣は慎司のペニスをずっぷり味わって感じている。
このまま動かずに沙耶香が絶頂するのを見届けるのが2人にとっては当たり前のことになりつつあった。

慎司はペニスを動かす代わりに、沙耶香の身体を抱きしめている腕に一層力を込めた。
全身で慎司自身を感じた沙耶香が、身体を震わせながら絶頂する。

「あぁぁぁっ、いくいく、イッちゃう…いぃっ…んぁぁっ」

ビクビクと痙攣する膣内がペニスを刺激して、慎司も堪えきれずピストンを始めた。

「いぃっ…あぁ今、イッて…はぁん、あぁだめっ」

絶頂直後で敏感になった沙耶香の膣肉に、ペニスを擦り付けるように腰を動かした。

「あぁっ、あぁすごい、あたる…んん、それ…っ、はぁ」

慎司の大きなペニスの先が、沙耶香の膣奥を小突く。

「あぁだめっ、おく…っ、だめぇ…んぁぁぁっ」

きゅっと締まった膣内がペニスを扱くように蠢いた。
慎司は長いストロークで行うピストンのスピードを、だんだん上げていく。
どちゅん、どちゅんと沙耶香自身に欲望をぶつけるようにペニスを抜き差しすると、沙耶香は襲い来る快楽でどこかに飛んでいきそうになる。

「あぁぁっ、あぁ、いぃ…いぃっ、きもちぃ、好き、すきぃっ…」

飛んでしまいそうになる意識を繋ぎ止めようと、沙耶香は慎司の首に腕を回してぎゅっと抱きついた。
慎司は込み上げてくるものを感じ、余裕なく腰をぶつけてしまう。

「いぃっ…あぁまた…ぁぁああっ、いぃ、いくいくいくっ、んぁぁぁぁっ」

慎司は何度目かの沙耶香の絶頂のタイミングで限界がきて、膣肉がきゅうっと痙攣した瞬間に思い切り射精した。

「あぁぁっ、あぁ好き、そっ…はぁぁん」

どぷどぷっと射精しきって、脳髄が痺れるような快感に浸って抱き合っていても、慎司は沙耶香相手だと早く自分が回復することをもう覚えていた。
蕩けた頭で、次の体位を考えるのがこんなにも幸福なセックスは、本当になかなか味わえないものだと慎司は思った。

*****

「エッチしてる時、好き好きって言っちゃうの、あれ俺のことが好きってことです?」

結局3時間で4回セックスをした。
部屋を出ようと身支度をしながら慎司が話しかけると、沙耶香はまた顔を赤くした。

「ちがっ…ちがいますよ…えっと…」

「気持ちいのが好きってこと?」

「…そりゃそうでしょ…言わせないでよ」

「あの好き好きっていうの、めっちゃエロくて興奮しちゃうんですよね…そのうち本当に俺のこと好きになっちゃってもいいんすからね?」

「はぁ?ないから」

くたくたになるほど交わったのに、また興奮し始めている自分に沙耶香は戸惑った。
いつからこんな淫らな女になったのだろう。
このままでは…

「いやー、俺のクンニ受けちゃったら惚れるの間違いないんだけどなぁ」

「絶対!それはないから!」

「はははっ」

そう遠くない未来、沙耶香の最後の一皮も剥いでしまえるだろうと、慎司はわくわくしてくるのだった。

(了)

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