秘密のサービス (Page 4)

「では、仰向けになっていただけますか」

「っ、はい」

寧々はすっかり身も心もとろかされた状態になっていた。ふわふわした気持ちで言われるまま仰向けになると、頬を赤らめた巧の顔が目に入った。

「失礼します」

俯きがちに顔を逸らすように、巧はオイルを寧々の肌に改めて垂らすと、のばすように塗り始めた。
脇腹から下腹部にかけて揉み込むようにマッサージが始まる。

寧々はうっとりすると共に頭がぼんやりしてきており、腹部の奥底から湧いてくるような快感に唇がうっすら開いていた。

「っ、ふ…ぁ」

意図せず吐息を漏らした瞬間、寧々は少し我にかえった。
肌もぴくぴくと震えている。
しかしそれを取り繕うこともできないくらい、寧々は巧の手による刺激を求めていた。

「…あ、あの…」

何か言わなければと口を開くが、掠れて甘ったるい声が出てしまう。
触れられているわけではない乳首はまたぷっくりと勃起しており、ちょっとした動きで施術着と擦れて刺激となる。
明らかに発情しているし、そのことは気付かれているだろう。

「気になさらないでくださいね…でも、もしよろしければ…」

巧は両手を脇から乳房の方にゆっくり動かしながら言った。

「ぁっ…」

乳房の下のラインをつうっとなぞられ、ぞくぞくした快感に寧々は思考力を奪われる。

「こういったサービスも…」

「んっ…あ、おねがいします」

寧々はそれが性的なサービスを意味すると理解した。
夫のいる身でこんなこと、と思わないでもなかったが、もはや堪えきれない欲望が極限まで高まっていたところだったので断ることはできなかった。

「では」

巧は、寧々の乳房を覆っていた薄い施術着を下からぺろっとめくってその豊かな乳房を露出させた。
大きな乳房に、乳輪ごと立ち上がるパフィーニップルがいやらしく主張している。

たぷたぷとした乳房全体をゆっくりすくいあげるように両側から包み込んで、その柔らかさを堪能するように優しく揉んだ。

「あぁん…んん…っ、はぁっ」

寧々はずっとそうして欲しかったと思いながら甘い鳴き声を漏らした。

「すごい…綺麗です」

「んん…はずかし…っ、あぁぁ」

巧は乳房を外側から揺らすように揉み、人さし指の先で乳輪をすりすり撫でた。
オイルを塗っているため滑りがよく、ぬるぬるとオイルとを塗りつけるように愛撫すると寧々は震えて身体をぴくぴく反応させた。

「あぁんっ…ぁ、それ…んん」

「いいですか?」

「んんっ…はい、あぁっ」

寧々が答えた瞬間、巧の指が乳首に届いた。
指先で弾くように触れると、寧々は痺れるような刺激にのけぞった。

「はぁぁっ、あぁぁん…んん、は、あぁん」

巧は指の腹で乳首を優しく押しつぶすように捏ねた、

「いぃ、はぁ…んんんっ」

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