彼女の悩みのその先に (Page 6)

「ああああっ! い、いいっ! イクッ」

 清美が目をかっと開き、涎を垂らす口を大きく開けて仰け反った。

 膣壁がゾゾゾと蠢き、襞が開いて肉槍に吸い付き、飲み込むように奥へ奥へと波打つ。

 もう、限界だ。

「ごめん、清美!」

 俺は両手を彼女の腰に滑らせ、下から突き上げた。

 肉槍がめり込んで彼女の子宮を押しつぶすと同時に、尿道を白濁液が走り抜ける。

 びゅる、びゅびゅびゅびゅるるるるっ!

「あ、あああっ! 熱っ! あっついいい! いあ、あああっ! また、またあっ、いいイっく、イクッイクッ、イっくのおおっ!」

 両手を後ろ手について背中を反らした彼女は、腰を震わせて叫んだ。

 その間も腰はぐりぐりと回すように蠢き、すべてを吸い尽くそうとしている。

 俺は何度も腰を突き上げ、最後の一滴まで吐き出すと、そのまま大の字になって目を閉じた。

 ふわりと柔らかいものが胸に乗り、心地良い重さに安心感が満ちる。

「ふう、ふう、ふう、しげるぅ」

 清美の甘えるような声に目を開け、彼女の潤んだ瞳に微笑みかけた。

 肩に頰を寄せた彼女がまたふにゃりとした笑顔を作る。

「しげるぅ、あのね」

「ん?」

 応えて頭を撫でると、彼女は満足気に目を細めた。

「……私、重くない?」

「え? そんなことないよ。まあ、前よりも触り心地が良くなってるけど」

「触り心地?」

 ピクリと眉を上げた彼女に、俺は回答を間違ったことに気が付いた。

 いや、しかし全体的に柔らかくてぷにぷにしてたのは間違いない。

「え、えと、腰とか胸とか太股とか、すげえ柔らかくてーー」

「むう……やっぱり。太った」

「あっ、いや、ぜんぜん! むしろ触り心地が良くなっててーー」

「だめっ! 甘やかさないでよ。これから毎日運動しないと」

「でも、走るのも筋トレもダメでしょ? 無理しない方が」

「茂がそんなに甘いからダメなの! ちょっとは協力してよ。まったくう……」

 清美は真剣な表情で呟くと、額の汗を拭った。

 そして、ふと何かに気が付いたような笑みを作って身体を起こした。

 彼女がきゅっと下半身に力を入れたらしく、まだ俺のものが入っている結合部から、ごぽりと白濁液が溢れる。

「これだけ汗かくし、身体だるくなるし……」

「清美? まさか?」

「んふふ、気持ちよくってダイエットにもなるなんて、サイコーじゃない?」

「いや、だから、そんなに太ってなーー」

 俺の台詞を無視して、清美が腰のグラインドを再開した。

 イったばかりで敏感になった亀頭に、膣襞が吸い付きおかわりを要求している。

 膣壁も波打つように締まり、キュッキュッとおねだりしてきた。

 悪戯っ子のような彼女の目の奥に牝の色が浮かび、僅かに開いた唇の向こうで唾液に塗れた舌が誘うように蠢く。

 すごく可愛くて艶っぽい。

「んはあ。んふふ、大っきくなってきたよ。今日はあと3回くらい、できるよね?」

「え? ちょっ、無理い!」

(了)

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