TSした生意気ちゃんが悪いおじさんに捕まって大敗北するお話 2

「……じゃあ、これ、置いておくから。ブラとパンツは買えるだけ買ってきたから、合うやつ選んで」

「……」

曇ったガラスに映る大きな人影が消えた。『俺は』熱いシャワーを浴びながら、目の前の鏡に映る『美女』を眺めてうっとりとしていた。

――ククク、マサの奴。どうやらこの国宝レベル超絶美女の正体が『俺』だと気が付いていないようだぜ……。

「ふふ、フハハ……フハハハハいったぁ！乳首すごいしみるッ！」

話を少し前に戻そう。俺、優斗は朝起きるとT（チンコが）S（消失）し、超デカぱいを持つウルトラ級美女になっていた。

悲しくも童貞だった俺は、初めて見る生の女体に大歓喜！鏡の前で無修正オナニーをぶちかました。そして、そこらを歩く非童貞共を弄んだ挙句ポイ捨てする大計画を立てていたのだが――悪いおじさんに捕まって（エロい意味で）大敗北した。

穴という穴に棒をぶち込まれ、処女なのに体中を開発されまくってしまったのだ。しかも、最中の光景を撮影されたらしく、俺は現在進行形で奴らの性奴隷になるしかない――。

と、まとめてみると絶体絶命の状態な訳だが、実際の俺はそこまで悲観していなかったりする。

（確かにとんでもない目に遭ったが――今の俺は、ダチのマサにも気が付かれない程の別人！ゆみ子（仮名）は本来この世に存在しない人物だし、俺にはノーダメージ！何なら流失した動画で抜けるし。最高かよ……！）

シャワーのノズルを股間にあてがった。水流の圧力でコポリと精子が垂れる。俺はバスチェアに座って精子を掻き出しながら、今後の行動についておさらいすることにした。

――まず、衣服の調達問題を解決した。あの後、ご主人様にポイ捨てされた俺は急遽マサを呼び出し、助けてもらった。マサには「妹が彼氏にDVされててやばいらしい！」とだけ伝えてあり、奴はまんまと騙された。

そして第二の問題。お金だが――これもまぁ。マサに頼ればいいだろう。こんなカワイイ女の子に「奢ってぇ♡」と言われて、奢らない男がいるはずがない。

そして、第三の問題――NTR（寝取り）だ。昨日発覚したのだが、なんと奴には彼女がいる。しかも非童貞らしい。俺はそんな奴にムカついて、非童貞共を馬鹿にしてやろうと街に繰り出したのにこのザマだ。（※逆恨みです）。

これは、何としてもマサに復讐してやらねばなるまい……。奴から全てを奪い、絶望の淵に落とさねば気が済まないッ。（※逆恨みです）