教師のボクと隣の家の女子校生カノジョ♡愛情で堕ちる優等生♡

分かりやすく言えば、彼女は『優等生』だ。

学力も良ければ、教師や友人たちへの態度も良い。

およその言いつけを守り、少女に誰もが求めるような明るい善良さを持っていて、向上心も克己心まで身に着けていた。

そして。

これは『優等生』の条件でもないが、彼女が備えていることで評価の傾向を絶対的に良い傾向に導く要素だ……。

美少女だよ。

童顔ではあるが目は大きく、顔立ちはアイドルのようだ。

すらりとした長い手足に、小さなお尻。スレンダーなのに胸はそれなり以上にある。

長く艶のある髪だって、古風なまでに清楚で純潔さを表すようだ。

少女の時期特有の美しさを、彼女は持っていた。

はかなげで、繊細であり……異性が触れることさえ、罪を覚えてしまうような。

内面でも外面でも、素晴らしい評価ばかりを彼女には与えられるだろう。

教師として彼女を評価するならば、百点満点をつけてやれる。

一種の理想の生徒だよ、『優等生』であり美少女なんてね。

……この職員室には、当然ながら彼女と授業で顔を合わせる教師の全員がそろっている。

一々、聞いて回るつもりもないが、確信できるよ。

一目でも見れば心を奪われるほどの愛らしさに、学生としての模範的な精神性と学力を持つ彼女を知っているのなら。

ここにいる教師の誰もが川村凛に『優等生』という評価をつけるに決まっていた。

まあ、女の教師たちからは……嫉妬に由来する独特のマイナス査定を与えられるかもしれないが、それを差し引いても『優等生』であることは変わらない。

完璧な川村凛。

マジメで明るく美少女で、学力優秀。

……すばらしいよね、理想的じゃないか。

でも。

オレだけが知っている『真実』を知れば、印象は変わってしまうだろうな。

オレだけしか、その秘密を知らないっていうことは、優越感を与えてくれるよ。

ああ……今日も、仕事が始まる。