僕だけのアイドル (Page 2)

「はー…本当、彼氏の趣味に寛容な彼女でいてくれよ」

「十分でしょ。彼女がいるのに、アイドルで妄想してオナニー容認しているじゃない」

「途中で止めたけどな」

「止めなかったらあのままねちっこいセックスオナニー続けていたんでしょ」

はぁ、と呆れたような息を吐き、絢人はオナホールを片付け始めた。

「それ見た事ないやつだね」

「みるくちゃんのオマンコはどんなのか研究するためには、色んなものを試す必要があるからな」

「……一生、分からないだろうけどね」

「夢がないなぁ」

「彼氏がアイドルとのセックスを思いながらオナニーしているのに、どんな夢を持てというのよ」

ジト目の美桜を横目に絢人はオナホールを覗く。

その中には先程自分がたっぷりと放った精液が付着していた。

「……ねぇ、溜まっていたの?」

「ん?」

「さっき、凄くノリノリで腰振ってたっぷり出してたみたいだからさ」

そう言いながら、美桜が絢人からオナホールを奪う。

「うっわ、すっごいベトベト……」

鼻を近付け、くん、と匂いを嗅ぐ仕草に絢人は笑った。

「美桜も変態だなぁ。彼氏が他の女の中に出した匂い嗅ぐなんてさ」

「なんで、私じゃないの」

唇を尖らし、拗ねたようにそのままオナホールをゴミ箱へと投げる。

シュ、と綺麗な弧を描き欲望の詰まった容器が吸いこまれていく。

「本当、変態だな」

「どっちが」

「浮気した男に欲情しているところが」

「浮気のつもりでオナってんの?」

「みるくちゃんを孕ますつもりでヤってるからな」

「最低」

美桜の評価に、ハハ、と小さく笑い絢人は手を伸ばす。

その行く先は、美桜のスカートだ。

ぺろん、と捲られたスカートの奥は暗くて見えない。

「パンツ見せて」

「……みるくちゃんへの態度と違いすぎる」

「ん?妬いているの?」

「妬くのも腹立つなぁ。アイドル相手にイライラしたくない」

「相手はアイドルだからね」

「……うるさいな」

不機嫌そうに美桜は呟いて絢人を引き寄せてキスした。

ちゅ、ちゅ、と可愛らしくリップ音を響かす内に口を大きく開き絢人の舌を誘い込む。

「ん、……はぁ、」

感じ入った息が上がり、絢人は美桜の舌を吸いこんだ。

じゅる、という水音に美桜は震えながら美桜の上着を握り締めた。

絢人はそのまま美桜の足の付け根へと膝を割り込み、下着の上からぐりぐりと性器をいたぶる。

膝が当てられる度に、美桜の体が揺れ、唇からは、ひゅっと息を吸う音が出る。

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