一目惚れの終末 (Page 4)

「……触っても、いい？」

蘭子はするするとわたしの太ももを撫でながら尋ねてきた。頷くと、チュッと音を立ててまたキスが降ってきた。
キャミソールの下から、そっと小さな手のひらが侵入してきた。服の中で、ぷにぷにとブラからはみ出ている谷間をつつかれている。なんだかくすぐったくて笑ってしまうと、がばっとキャミソールをめくられた。

「千紗、おっきいんだね」

わたしも同じように、彼女のキャミソールをまくり上げる。

「蘭子は、控えめで可愛い」

「馬鹿にしてる？」

「してない！」

「してるでしょ！」

お仕置き、と言って蘭子はわたしのブラジャーを引っ張り上げた。露わになった乳房を、両手でやわやわと揉んでくる。硬くなっている突起を何度か指先で弾かれ、ぱくりとそこをくわえられた。そこをぬろぬろと熱い舌でねぶられる。

「んっ……」

「千紗、ここ感じるんだ」

ちゅうっと吸い上げられたり、吸い上げたところをべろりと舐められたり、女同士だからツボがわかるのか、絶妙な力加減で蘭子はわたしの胸を責めてくる。

「ぁ……、んう……」

「千紗、可愛い……」

蘭子はうっとりとした眼差しでわたしを見下ろした。

「……こっちも触らせて」

ショートパンツの裾から、彼女の細い指が入ってきた。焦らすように下着と肌の境目を何度か撫でてから、下着の上から割れ目をなぞられた。キスをしているときから滲み始めた蜜のおかげで、そこは滑りがよくなっている。
触れるか触れないかの弱い力で、割れ目のすぐ上の突起もくすぐられる。

「やっん……！！」

爪の先でかりかりと引っ掛けるように刺激を与えられるが、布越しなのと十分に濡れているおかげでまったく痛みは感じない。感じるのは鋭い快感だけだった。

「あっ、あ、やあ！！」

「千紗、ここと中と、どっちがすきなの？」

「んんっ、あ、わかんなっ……ああっ」

「……じゃあ指入れちゃお。どっちがすきか教えて」

蘭子はわたしの下着とショートパンツをいっぺんに下ろした。膝を立てて脚を開くように促され、言われた通りにしてしまった。蘭子の美しい顔が、自分の脚の間から覗いている。蘭子にこんなところを見られているなんて、恥ずかしいのに堪らなく興奮してしまう。

「今、中からトロッて溢れたよ。千紗、見られて興奮するタイプなの？」

「違っ……」

彼女の指が直接秘所に触れる。中指の先を浅く出し入れされると、もどかしくて腰が動いてしまった。
つぷりと、中に指が入ってくる。

「んん……っ」