放課後、俺の愛しいご主人様と (Page 4)

 射精して、頭の中が少しすっきりした。
 汚れた自分の靴下を捨てる。
 このまま、見下されたままでいいのか。何とか逆転しなければ。
 そう思いながらも、南の靴下は捨てられなかった。

 翌日の授業中、生徒に教科書を読ませながら、俺は南を盗み見た。
 何もなかったように平然としている。
 ふと、南が顔を上げて俺を見た。
 あの、小馬鹿にした表情を浮かべる。右手を緩く握って上下に動かした。
 手コキしている動きに下半身がズクンとうずく。

「先生?」
 読み終わった生徒が俺を見ていた。
「え、あ、じゃあ続きを田中」
「はい」
 授業中に何をやっているんだと思いながらも、つい、南を見てしまう。

 右手の上に左の人差し指を持ってきてクイクイと曲げる。尿道口をほじられている……。南が人差し指を立てた。
 ……いちまんえん、か?
 してほしいなら払え。
 そう命令されているようだった。

 放課後、俺は南を生徒指導室に呼び出した。
「何か用ですかぁ?」
「……、スカートが短すぎるぞ」
「いつもと同じですよ。用がないなら、帰ります」
「待ってくれ。……したいんだ」
「何をですかぁ?」
 分かっていて聞いてくる。

「あ……足コキを……」
「うふふ……ちゃんと言えましたねぇ……と言うと思いました?」
 南の眼差しが冷たくなる。
「気持ち悪いんだよ、淫行教師」
「うぐぅ」
 罵倒されて心がうずく。そして、それ以上に股間がうずいた。

「今ので気持ち良くなったんですか? 先生、マゾですよね」
「マゾ……?」
「本番じゃなくて足コキしてほしいなんて、マゾの証ですよ。お願いします、わかな様って言って下さい」
「お願……」
 言いかけて、生徒を様付けで呼ぶのはおかしいと口をつぐむ。

「言えるでしょ? 先生はマゾなんですから。しかも、貢ぐことに快感を覚える貢ぎマゾなんですよ。私がお金を財布に入れた時、感じてたでしょ?」
「俺は……マゾじゃない。貢ぎたくもない」
「へー、じゃあ試してみます?」
 南がパイプ椅子に浅く腰かけた。

「今までごめんなさい、先生。謝るから、乱暴しないで」
 怯えた眼差しで見上げてくる。
 俺は南の手首を掴んだ。
「きゃっ」
 南が小さく悲鳴を上げて顔を伏せた。
 こんなに力が弱いのか。
 生意気な小娘を押し倒して、強引に犯す。願っていたシチュエーションだ。
 だけど……。

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