枯れ専美女は上司を襲いたい (Page 6)

妻が亡くなってから、セックスはもちろん自慰行為すらしていなかった正雄にとっては、自分のペニスに血が集まっていく感覚も本当に久しぶりのことだった。

上下とも下着だけの姿になった彩は、頬を少し紅く染めて正雄が腰掛けている正面に跪いた。
そして正雄の両足をそっと割って自分の体を間に入れ、正雄のベルトに手をかけた。

「あ…」

彩が何をしようとしているのか察して、止めるべきかと正雄は一瞬考えた。
例えば、シャワーを浴びていないとか汚いとか、そんなことをする必要はないとか。

しかし年上の男として言うべき言葉のどれも発することができない。
それは、これから起こることを強烈に求める気持ちが正雄の中で上回ってしまったからだった。

先ほどキスした彩の柔らかい唇の感触を思い出す。その柔らかい唇で、自分のペニスを慰めてほしい。今すぐしゃぶって欲しい。そう思うと正雄は堪らず腰を震わせた。

彩は正雄の息がほんの少しずつ荒くなっていることに気づいていた。
そして拒絶する様子がないことも。

彩がズボンに手をかけると正雄は自然と腰を浮かし、下着も一緒に脱がされるままに下半身を露出させた。

ぶるん、と勢いよく勃起したペニスが眼前に現れたとき、達成感で彩は軽く絶頂しそうなほど興奮した。
普段の枯れきった正雄からは想像できない雄の姿がそこにはあった。

「課長の…すごい…」

目を潤ませて彩は正雄の顔を見上げた。
そして、顔を見つめながら正雄のペニスを手で包み込んだ。
ゆっくり手を上下させると、正雄は強烈な快感に顔を歪ませる。

「ぁあ…」

息を長く吐いて、正雄は久しぶりの勃起したペニスへの刺激に浸った。
こういう悦びは本当に久しく忘れていたのだ。
ペニス自身も、ひくひくと反応する。

目を閉じ、唇をうっすら開けて呆けたように腰を震わせる正雄の姿に、彩もますます興奮していった。

彩がゆっくりペニスを扱きながら、唇をペニスの先端に寄せたその時、電気ケトルがカチっと音を立てて湯が沸いたことを知らせた。

シューシューとケトルが湯気を吐き出す音が聞こえる。

彩は顔を上げ、ペニスに手をかけたまま正雄に問いかけた。

「お茶…飲みます?」

正雄は、切羽詰まった表情で彩の顔を見た。
そして、黙って首を横に振った。

正雄はこの性感に心ゆくまで飲み込まれたいと、そのことで頭が一杯になってしまっていたのだ。

「ですよね…私も我慢できない」

口の端を少しだけ上げて笑うと、彩は一気にじゅぶっとペニスにしゃぶりついた。

「はぁっ…」

彩の口内は温かくぬめぬめとしていた。

柔らかい唇をぴくぴく動かして根元を刺激しながら、喉奥でペニスの先端を受け止めた。
正雄は情けなく吐息を漏らす。

じゅぼ、じゅぼっと、ゆっくりと頭を上下させると彩の舌は中で蠢き、ペニスの裏筋を舐め上げる。
深く数回ピストンしては、浅くこまかく先端をしゃぶる行為を繰り返し、限界まで興奮した正雄のペニスを焦らすように強弱をつけて刺激してきた。

「っ…ふぅ…」

じゅるじゅると卑猥な音が響き、正雄は次第に込み上げてくるものを感じた。
もっともっとと求めるように、正雄が腰を揺らし始めたのを見て、彩は顔を離した。

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