肉便器の豊崎さん
会社の奥まったところにあるトイレには、普通の便器がない。代わりに、女子社員が肉便器として設置されている。前の便器が壊れたために、今週から新しい便器に変わった。今度の便器は、受付嬢の豊崎さん。最初は泣きじゃくっていたのに、使い込まれていき、どんどん便器らしくなっていく。さて、今日も豊崎さんのトイレに行こうか。
月曜日。
これから一週間がはじまると思うと、憂鬱になる。
エントランスの受付には、いつも受付嬢が二人いるのに、今日は一人だ。
癒しの豊崎さんが、今日はいない。
あくびを噛み殺しながら、席に着く。
「おい、今日から5階のトイレが使えるらしいぜ」
にやにやしながら、同僚がコーヒーを飲みながら話しかけてくる。
「ふーん」
「ふーん、って。おまえ反応薄すぎ」
「最近、使ってなかったから。微妙な便器しか、設置されなかったし」
「だとしても、俺にはあのトイレしかない。嫁さんには逃げられ、男だらけの会社、遊べる金もない…」
「悪かったな」
バシッと、落ちこんでいる背中をたたいて、パソコンに向き合った。
どうしてそうなったのか、詳しいことはわからない。
はじまりは、大企業の社長を怒らせた女子社員を、みせしめにするためだそうだ。
その女子社員を慰みものにしたら、社員の9割を占める男たちの士気が上がり、売り上げが大幅にアップ。
それ以来、その役目を担う女子社員を置くことにしたらしい。
本当のところは、わからないが。
昼休憩になり、タバコを吸いに屋上へ向かう。
パソコンでショボショボした目に、緑が優しい。
そろそろ戻ろうかと思ったその時、廊下の奥のトイレが見えた。
そういえば、今日から使えるらしいな…。
興味本位で、オレはそのトイレに入った。
噂通り、新しい便器が設置されていた。
全裸の女子社員が、小さな台の上に乗せられている。
両手は頭の上で、両足はパカッと開いて顔の横で、壁に固定。
まんぐり返しの状態で、パックリ開いたまんこにアナルまで見える。
こんなあられもない恰好で、男が入ってきても騒がない、いや騒げない理由は、ボールギャグだ。
「ん―。んんー」
もそもそと動き、くぐもった音を発している。
ベルトは口の端に食い込み、真ん中の穴の空いたボールからは、よだれを垂らしている。
「こんなによだれを垂らして、汚いな」
うつむき加減の顔をぐいっと、向かせた。
この顔は…知っている。
受付の豊崎さんだ。
ザ・清楚系で、いつも柔和な微笑みを浮かべている。
あの豊崎さんが、今は肉便器として、オレの前で股を開いている。
さっきから徐々に元気になっていたちんこが、一気に大きくなった。
羨ましい♥
私も肉便器になりたい。
5Fのトイレで…肉便器の沙香絵ちゃんって呼ばれたい。
沙香絵 さん 2024年7月28日