夫のミスは子宮で償います ~嫌いな上司に寝盗られた貞淑妻~ (Page 6)

 その夜――

 カチャッ……

「ああ、紗弓。おかえり」

「……ただいま……」

 紗弓は気の抜けたような感じで、うつむき加減で返事をした。

「紗弓、どうしたんだ? 部長の家で何かあったのか?」

「……いえ、何でもないわ……」

 紗弓はそそくさとキッチンへ消えていった。敏樹はそんな紗弓をただ見送るのであった。紗弓の脳裏には、帰り際に鴫守から言われた言葉がリフレインしていた。

(また今度の日曜日に来いよ)

 そして鴫守に犯された時の、嫌悪感の中に感じていた微かな疼きも……

 そして翌日曜日――

「紗弓、よく来てくれたね?」

 鴫守がそう言ったが、紗弓は何も言わずにうつむいていた。

「まあ、入りたまえ」

 鴫守に促されるままに、紗弓は黙って鴫守の家へあがった。そして彼の案内で寝室へと入っていった。ベッドに腰掛けた鴫守に対し、紗弓は相変わらず黙って立ったままだった。

「遠慮せず座れよ」

 鴫守が自分の隣をパンパンと叩いた。紗弓は鴫守と少し間を空けて座ったが、彼は左手でそんな彼女の肩を抱き、そしてグイッと引き寄せた。

「何だよ? そんなよそよそしい態度をするなよ?」

 紗弓は鴫守の舐めるような視線から目をそらしたが、彼は右手で紗弓の顔を無理やり彼のほうに向かせ、そして強引に口づけをした。

「ウッ! うぐぐぐウッ!!」

 鴫守は強引に紗弓の口の中に舌を侵入させた。そして紗弓の舌に絡めた。彼女は最初は鴫守に抵抗していたが、キスが長くなるにつれて彼女の身体の強ばりは解け、鴫守に身を委ねていった。

「ウゥン……ウウゥ……」

 鴫守が紗弓の小ぶりな胸を揉んだ。

「ハアァン……」

 紗弓はため息を漏らした。そして頬はうっすらと紅潮し、瞳を潤ませて目をトロンとさせた。鴫守は強弱アクセントをつけながら彼女の乳房を揉み、一方で情熱的に舌を絡ませていった。

「ハゥ……ハアァァ……」

 紗弓は再び吐息を漏らした。鴫守と熱いキスを交わしているが、口元は緩んでいた。鴫守は紗弓の肩を支えながら、ゆっくりと身体を離した。そして右の口角を上げながら「フフッ」と微笑んだ。

「どうだい? キミはこんな風に宮嶋に抱かれたことはあるかい?」

「いいえ、鴫守さん……」

 今度は彼女のほうから鴫守に口づけをした。小鳥のついばむようなキスを何度か交わした後、どちらからともなく服を脱いで下着姿になった。鴫守も紗弓も、パンツは淫猥な液体でうっすらと湿っていて、その内側のモノの形を微かに浮かびあがらせていた。

「鴫守さん……もうこんなに……」

 紗弓は鴫守のグレーのブリーフを膝まで下げると、そこからあらわになった彼の太くて凶悪なモノをニュッポリと喉奥深くまで咥え込んだ。

「オオッ……オオォ……」

 鴫守は深く大きく息を吐き、そして紗弓の頭をふわっとホールドした。

 ニュッポ、ニュッポ、ニュッポ、ニュッポ……

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