再会の夜に (Page 4)

陽子はすっかり力が抜けた身体を、諦めたように達也にもたせかけた。
達也は陽子の体に回した腕に力を入れて支え、抱えるようにしてベッドに連れて行く。

ベッドの上で激しく口付けをかわしながら、達也がせわしなく陽子の服を脱がせようとすると、陽子が少し力を加えてその手を制した。

「ん、まって」

「なに」

「電気、消そう」

陽子が暗がりでセックスをしたがったことは今までなかった。

「なんで」

達也は焦れたように問いかけた。

「だって…私たちもういくつだと思ってんの」

「は?36だろ」

「たっちゃんの奥さんはまだ20代なんでしょ?私の体、あの頃のままってわけじゃないし」

馬鹿馬鹿しい、と一蹴しようとしたが、陽子の顔は大真面目だ。
頬を赤くして本気で恥じらっている。その紅潮はさっきまでの愛撫のせいだけではないようだった。

「何年経ったって、陽子は綺麗だよ。顔も、身体も…俺にとっては一番」

今夜の陽子の姿を心に焼き付けたかった達也は、明かりをつけたままで続けるべく陽子を説得した。

「今日は陽子が乱れるところが見たいんだ、どうしても」

「なに、はずかしいこと言ってんの」

「俺の前だけで、めちゃくちゃになってイクところ見せてよ」

「はっ?なにそ、っんぅ…」

陽子の言葉が終わる前に、達也は陽子の唇にかじりついた。
舌を差し込み、陽子の口内をぐちゅぐちゅとかき回す。

「ふぅ、ん…んむぅ…」

くちゅ、くちゅと卑猥な水音が室内に響いていた。

「はぁ、はぁっ、あっん」

キスの合間に、陽子が甘い声を漏らし続ける。
達也はキスを続けながら、今度はゆっくりと陽子のニットを脱がせた。

「やぁ…はずかしい」

羞恥に顔を染めながらも、今度は陽子も強く抵抗しなかった。

「えっろ…大きくなったよな」

言いながら達也は陽子の乳房に触れた。あの頃より豊かに、柔らかくなった乳房はやはり子どもを産んだことを示しているようだった。

「んっ…太っただけだよ」

乳輪の下を指先ですぅっと撫でると、待ちきれないというように乳首が存在を主張し始める。

「あっ、んん…」

恥ずかしげに横を向き、陽子は目を閉じるが、快感を堪えきれず唇は薄く開いたままだった。
達也は、勢いよく陽子の乳首に吸い付いた。

「あんっ、たっちゃ、はずかしっ…」

陽子がひときわ高い声を出して反応した。
それに構わず達也は、陽子の乳首を舌で転がした。唇で乳輪を柔らかく撫でながら、舌で押しつぶすように乳首をねぶる。

「あ、はぁっ、は、あんっ…」

陽子の声がどんどん濡れて行くのがわかる。

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