巣立ちの季節 (Page 5)

蒼は何も言わず膣口の浅いところで舌を動かし、そして充血しているクリトリスを甘噛みした。

その瞬間、陽菜がひゅぅっと息を吸い込み、ワナワナと体を震わせた。

ビクンビクンと動いた後、膣口からはとろりと粘度のある愛液が零れて行く。

「イった?」

その愛液を指で確かめた後、蒼は舐め取った。

びちゃびちゃと舐め取るもそれすら気持ち良さそうに、陽菜の体はヒクヒクと反応し、新たな愛液が溢れる。

「感じてくれて嬉しいよ。こんなに感じやすいエッチな体。やっぱり陽菜は悪くない」

さて、と陽菜を見下ろし蒼が動く。

「大丈夫。生ではしないから」

十分すぎるほど勃起したペニスにコンドームを装着しようとした時、陽菜と目が合う。

「着けてみる?」

顔を赤くして頭を激しく横に振る。

「教えてあげるよ」

耳に流しこまれる声に、陽菜はビクビクと体を揺らす。

「今は感じすぎて動けないか。またゆっくりと教えてあげる」

さっきイったばかりのテラテラと光り、ぽっかりと空いた場所に蒼はペニスをくっつける。

すると期待したのかひくりと膣口が反応したことに蒼は一度息を整えた。

「イきそうになったよ」

「挿れてないのに?」

「好きな子とするっていうのは、こういうことだよ」

まるで言い聞かすような声音に、陽菜は眉頭を寄せた。

「好きって……」

足を開き受け入れる体勢でたった一言の好きという言葉に、陽菜は困惑していた。

「私たち、兄妹……」

「そうだね」

何を今更。そんな調子で兄はゆっくりと体を沈めて行く。

ヌプヌプと沈んでいくペニス。

困惑していたはずなのに、その気持ち良さに陽菜は喘ぎ始めた。

「あん、あ、あん、あ、あ、あ……」

「気持ちいい?」

足を抱え込み更に深く体を密着させる。

「なに、これぇ」

「良かった。陽菜のマンコ凄く絡みつくよ。俺のちんこを奥へ奥へと誘う、エッチでやらしい俺の為に作られた穴だな」

蒼の言葉に陽菜は違う、違うと頭を振るも、蒼の腰の動きに翻弄されただ喘ぐことしかできない。

「あん、あぁ…やぁ、だ、だめぇ」

「何が」

「だめ、だめ、だめなぁのにぃ、イくぅ……」

蒼が突く度に、陽菜はただただ喘ぐことしかできない。

「陽菜のマンコは俺だけのものだからね」

「ちがぁう、だめぇ」

「もう、他の男じゃ満足できないようにしないと」

はは、と笑った途端、蒼は腰を強く打ちつける。

パンパンと部屋に響くその音が陽菜の耳も犯して行く。

「やぁん、おにぃ、あああああ」

気持ち良さから、声が大きくなったところで、蒼が陽菜の足を抱え込み最奥に放つように強く体を押し付ける。

「あ、ああぁ……」

その強さに、陽菜の声が小さくなっていった。

ふぅ、と蒼も小さく息を吐きだし腰を駄目押しのように押し付ける。

陽菜の体の中でドプリと吐き出し、ゆっくりとペニスを抜けば陽菜の体は揺れた。

「感じたの」

低く笑いながら、兄はコンドームを抜きとる。たっぷりと注ぎこまれたそれは、何にもならないただの体液。

ユラユラと揺らして見せれば、陽菜が見つめていた。

「一杯出た。これは陽菜の体が気持ちいいっていう証拠だよ。陽菜はとってもエッチな体で、俺をたくさん気持ち良くしてくれた。自信もっていいよ」

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