巣立ちの季節 (Page 4)

「お、おに、ぃ」

「ほら、濡れるじゃないか」

その言葉通り、陽菜の膣口からはとろりと愛液が零れていた。

「簡単に濡れる、いいマンコだよ」

性器の名前を言われ、陽菜は驚いたように目を大きくする。

蒼のそんな一面など知らなかったのだ。

愛液を指に絡めたまま指を伸ばしクリトリスを撫でてやる。

ふっくらとしたその形をコスコスと何度か擦ってやれば陽菜の体が揺れ蒼にもたれかかった。

「おにいちゃ、ん」

「気持ちいか？」

ん？と耳に言葉を流せばコクコクと頭が揺れた。

「何処が好きなんだ？」

黙ったままの陽菜に蒼は薄く笑い指を前後させ、そしてゆっくりと一本沈めた。

「だ、だめぇ！そこに挿れちゃやだぁ！」

慌てる陽菜の背を抱き左手で背骨を辿るようにじっくりと撫でてやれば、魚のように跳ねた。

「指でこれだけ感じられるんだ。男が下手だっただけだよ」

浅い場所で円を描く様に回してやればとめどなく愛液が零れて行く。

「こんなに濡れたんじゃ…役に立たないな」

そう笑いながら、蒼は陽菜のパンティを下げ始めた。

臀部が晒されることに陽菜は慌てて抗議をするが、蒼は膣口に沈めた指でその抗議を止める。

「陽菜のマンコ凄く吸いついて来る、エッチなマンコだね」

「言わないでぇ」

「どうして？男に言われてショックだったんだろ？」

うう、と呻きながらも蒼の肩口に頭をこすりつけ、しっかりと上着を掴んでいた。

「こんなに綺麗な尻なのに、何も言われなかったの？」

こくりと頷く陽菜の頭にキスをする。

「バカな男たちだな……。こんなに陽菜は綺麗で、エッチなのに」

笑いながら指を少しずつ沈めて行く。

震えながらその指の感覚に悶え息が上がり始める陽菜。

「開発し甲斐がある、良い体なのに」

「かい、はつ？」

「陽菜を簡単に手放す男たちは本当に信じられないよ」

一体どこが不満だったのか。

おそらく全て相手に任せていたというところが、物足りないと感じたのだろう。

ずるりと蒼もスウェットを脱いだ。

下着の上からでもはっきりと分かるペニスの形に陽菜がごくりと生唾を飲んだのを聞き逃さない。

「ん？」

「お兄ちゃんの、大きいね……」

感想を告げた途端、愛液が零れたのだろう足が動いた。

「そうかな」

笑いながらそのまま下着も脱げば、ボロリとペニスが現れる。

「陽菜のエッチな姿見てたら、俺のベトベトだ」

エッチな姿、に反応して陽菜は「やぁだ」と言いながらも足をもじもじと動かし続ける。

恐らく足を開かせればドロドロと溢れたものが太腿へと伝うほどだろう。

そのままベッドに横たわらせ足を開けと命じる。

「ほら、足を広げて」

恥ずかしさから出来ないと頭を振る陽菜にもう一度蒼は耳で囁く。

「ちゃんと陽菜がえっちできるように、教えるから」

教えると言われたことで、ゆっくりと陽菜は足を開く。

テラテラと愛液で光るそこは、綺麗だった。

そのまま蒼は陽菜の足の間へと顔を埋める。

「お、お兄ちゃん！？や、やだ！何するの！」

暴れる陽菜の手を押さえ、蒼はわざと音を立てて愛液を啜った。

ジュル、ジュルル、といやらしい音に、陽菜は「やだやだ」と拒絶の言葉を繰り返すが、

性器はヒクヒクと蒼の舌に反応している。

「感じてるだろ」

くつくつと笑い、舌を膣口に挿しこめば陽菜は喘いだ。

「やぁん、おにいちゃん、そ、そこやぁだ、きたなぁい……」

言葉は否定をしているが、いつのまにか手から力が抜け、そっと蒼の頭へと手を伸ばしている。その様子はもっと吸って欲しいというようだった。