都合のいい僕たち (Page 3)
「よかった、とっても硬くなってくれてる」
仮にもクラス一の美少女で、あれから十数年経ってもあまり見た目の変わらない姫野さんにそんなことをされてしまえば誰だってそうなるだろう。
僕も自慰は何度もしたことがあるが、どのオカズを見ていた時より今が一番硬い。
逆に勃起しすぎて痛いくらいだ。
「あの、どうしたらいい?僕も姫野さんの舐める?」
「ううん、吉岡君はそのままでいて。私が勝手に発散するだけだからさ」
要するに僕は、彼女の自慰の手伝いをする玩具扱いに徹しろということだろうか。
まあ、へたくそな動きを見られて笑われるのも癪だ。彼女の言うことに素直に従っておこう。
姫野さんは慣れた手つきで僕のペニスにコンドームをかぶせていく。
いつかそんな機会が来たらいいなと思っていた時期もあったがけど、こんな形で実現するとは夢にも思わなかった。
「緊張する?」
「それなりに」
姫野さんは僕をまるで子どもように扱い、それを楽しんでいる。
身体に巻いたタオルを床に落とすと、姫野さんは僕の上に跨った。
ペニスを持って亀頭が自分の膣口にあたるように調整をし、僕を一度見る。
「じゃあ吉岡君。おちんちん、借りるね」
別にそんなこと言わずに、さっさと使えばいいのに。
僕がどうぞ、という前に、姫野さんは僕のペニスへと腰を沈めていった。
「ん、はあっ、あ……あ、かた……」
彼女の中もいつの間にか濡れていたのか、僕のペニスはすんなりと入っていく。
初体験が女性主導、しかも昔のクラスメイトだなんて、人生何があるかわからないものだ。
姫野さんが完全に僕のペニスを飲み込むと、しばらくその形を確かめるように腰を左右に揺らすだけだった。
「吉岡君の、けっこういいね……そんなに大きくないけど、すっごい硬くて気持ちいい……」
「悪かったな小さくて」
「あは、怒っちゃった?小さいとは言ってないよ。すごく私に丁度いいって感じ」
丁度いい。都合いいの間違いだろう。まあ似たようなものか。
姫野さんはニコニコと上機嫌に笑いながら、少しずつ腰を上げたり下げたりしていく。
時折前後にも揺らしながら、切ない雰囲気を纏う吐息を漏らしていた。
「はっ……ん、ふ……ふふ、なんか、変な感じ……んっ、う……」
ぬぢ、ぬぢ、と今まで画面越しでしか聞いたことがなかった音が自分の股座から聞こえてくるのは、不思議だった。
性的なことにも興味はあったのでオナホールは使ったことがあったが、それとは比べ物にならないくらいの快感。
本来なら僕とこうなるはずもない美人が、僕の腰の上で好き勝手に乱れている。
なんて扇情的な光景だろうか。
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