ミステリアスな未亡人・吉崎さん (Page 5)

「久し振りなんですか」

「若い子のおちんちん、最高。硬くて、太くて……何より、体力が違う」

俺の問いは答えずちんこの感想を言う吉崎さん。

今日だけで知らない吉崎さんをたくさん知った。

職場の様子とは違い、あけすけな言葉を言いながら腰を振る吉崎さんを思い返しながら、このまま一度で終わらすのは勿体ないと思い、声をかけた。

「吉崎さん、あの、これからも、こうやって会ってくれますか?」

「いいわよ。佐田くん、思っていた通り凄く大きくてよかったわ」

セックス終わりの独特な倦怠感を漂わせ、吉崎さんが笑う。

「吉崎さんも本当に久しぶりなんですか? こんなえっちな体……もてあましていたでしょ」

オナニーでもしていたのか、その内容を聞きだそうと吉崎さんの胸の間に顔を埋める。

すると、吉崎さんは俺の頭を撫でながら「最後にしたのは3日前」と笑った。

「どんなことしたの?」

あくまでオナニーの内容、という意味だった。

「ん? 普通に……あ、でも少しプレイじみていたわね」

プレイじみている、一人ではないのか? そんな疑問が浮かびながらも胸に埋まったままでいた。

「あの子ったらねぇ、伯母さんさん、伯母さんって鼻息荒く私の服を脱がしてきて、悪いことをしているとかなんとか言いながら前戯もそこそこに突っ込んでくるのよね」

「え」

あの子、叔母さんという単語に思わず顔をあげた。

「私が筆おろししたから、その拙さもかわいいけれど、最近ちょっと物足りなくてね。他の子も食べたくなったから佐田くんを誘ったのよ」

ふふ、と笑いながら俺の顔を撫でる。

「あ、あの、甥と寝てるんですか」

「寝てるわよ。あら、気になるの?」

何か問題が? そんな顔で問われて黙る。

確かに夫は亡くなり、今は独身だ。

甥といっても、血のつながりはない。

何も問題はない。

「私、セックスが好きなの。でも、夫はいない。そんな時に相手してくれる人がいたら、するでしょ?」

俺の頬を両手ではさみ、グリグリと動かしてくる。

「そ、うですね……」

「夫はもういないのだから、自由でしょ」

「そうですね……」

「佐田くんなら、そう言ってくれると思った」

ふふ、と笑いながらそのまま胸を押し付けてくる。圧迫される程の質量に包まれれば、その心地よさにどうでもよくなっていく。

「ねぇ、佐田くん、これからも私とセックスしてくれる?」

言葉を話す度に、胸が振動して気持ち良い。

「はい、吉崎さんがよければ」

「よかった。佐田くんとのセックス本当によかったから。……ねぇ、今度は三人でしてみない?」

「え?」

「甥も混ぜて……二人のおちんちん同時に味わいたいの。ねぇ、ダメ?」

ダメ、だと言いたい。

言いたい、が。

吉崎さんの胸に包まれるこの感触を失うのは惜しい。

迷う俺を見透かしたのか、吉崎さんが手を動かし、そっと胸で顔を挟んできた。

「ねぇ、ダメ?」

頬に当たる柔らかな胸に俺は考えることを放棄した。

どうでも、いい。

この気持ち良さをただ失いたくない。

「い、いですよ」

「本当? 嬉しい!」

その瞬間、大きく弾んだ胸に俺も嬉しいですよ、と小さく呟き顔を埋めたままだった。

(了)

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