5日目の夜 (Page 4)

「おっきくなってるね」

「うん…」

唇を離した葉月は、いきり立った勇樹のペニスを撫でながら言った。

「挿れたい?」

「挿れたいね…」

キスをし始めてすぐから、全身がとろけるような甘い快感に浸っていた葉月だが、彼女もまたペニスの挿入を求めていた。
これも、激しいピストンをして欲しいのではなく、あるべき場所にあるべきものを収めたい、という感覚が強かった。

「私もほしい…」

「確認していい?」

「ん…んんぅ、はぁっ…あああっ」

勇樹が葉月の割れ目に指を滑り込ませると、とろとろに濡れたそこはぬるりと指を受け入れた。

「っ…大丈夫そうだね」

葉月の膣は普段締まりがよく、きゅっきゅっと締め付けられて勇樹はあっさり射精してしまうことが多いのだが、この日はその締め付けをあまり感じず、その代わりに熱い膣肉のうねりとどろどろの愛液で滑るような感覚が強かった。
少し驚いて勇樹が中をくちゅっと掻き回すと、ねっとりと膣の肉ひだが絡みつくような感触がした。

「あ、ああ…それ、やばい」

指で細かく刺激を与えられるとすぐにも絶頂しそうだったので、葉月はそっと勇樹の手を制した。

「今日は、イッてもいいんだよ」

「ふふふ…そうだね、でも挿れてから」

「うん」

穏やかに言葉を交わし合っているが、実際勇樹も葉月も興奮は急速に高まっていた。
ひとつになりたい。
挿入したらどんな快感が待っているのだろう。
そんな期待が葉月の瞳を湿らせる。

「ちょっと早いかな、もう少し…」

加減しながらの愛撫を続けた方がいいかと勇樹は提案しようとしたが、葉月は首を振った。

「挿れてから30分、動かさないんだよ?早くはないんじゃない」

ポリネシアンセックスの最終日、ペニスを膣に挿入してからピストンをせずに動かずにいる時間を30分は持たなければならない。
それがポリネシアンセックスの最後のルールだ。

「じゃあ」

勇樹は葉月の脚を広げ、その間に自分の身体を割り入れた。
頭はどこか冴え冴えとしているのに股間は熱くいきり立っているアンバランスな状態を自分でも不思議に思いながら、ペニスを葉月の割れ目に当てがった。

「っ…んんっ…ふぅー…」

小さくため息を漏らすように、葉月が声をあげた。
それはまるで呼吸を整えているようにも聞こえる息づかいだった。
これから入ってくるものに対する「構え」の姿勢をとるように、葉月はお腹を動かしてゆっくり呼吸していた。

「あ、ああああっ」

思い切って勇樹がペニスを半分ほど挿入すると、のけぞるようにして葉月は大きな声をあげた。

「大丈夫?」

「あ、ああっ、ちょっ…と、やばい」

「葉月の中、いつもと違う感じする」

「んんっ、違う?わたしも、違う…あ、んんっ」

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