退魔師マコト (Page 5)

「しまった！」

　魔物ではなく足首に巻き付いた触手に電撃を放とうとしたマコトだが、

「わわっ！」

　触手がグイッと強く彼女の足首を引っ張った。
　姿勢が崩れる。
　踏ん張ろうとしたマコトだが、さらに伸びてきた触手によって左足を払われ、

「きゃあっ！」

　転倒してしまう。
　左足首にも触手が巻き付く。足首だけではない、両手首にも触手が巻き付いてきた。
　マコトの手足を触手で拘束した魔物は、彼女の体を空中に浮かべる。
　手足を拘束されたマコトの前に、魔物が立つ。
　電撃で手首を拘束している触手を攻撃しようとしたマコトだが、触手が強く締めつけてきて、

「あぐっ！」

　痛みで集中が途切れてしまう。電撃を放てない。
　魔物はブラウスとニットベストを押し上げているマコトの豊満な胸に視線を向けると、ニヤリとした笑みを浮かべた。

「食らう前に犯してやる」

　魔物は片方の手を、マコトに伸ばす。
　鉤爪の生えた指が、Vネックのニットベストとブラウスの襟元を掴んだ……かと思うと、一気に引き裂いた。
　ビリリ！　と音を立ててニットベストとブラウスは破れ、Fカップの乳房を覆う水色のブラジャーが露わになる。
　魔物の手は、そのブラジャーも掴んでマコトの胸から引き剥がした。
　濃いピンク色の乳首で飾られた豊かな膨らみがブラジャーの締めつけから解放されたのを喜ぶかのように、ユサッと大きく揺れながら、むき出しになる。
　魔物の無遠慮な視線が、マコトのFカップの乳房に向けられた。
　マコトの顔が、わずかに羞恥で赤く染まる。
　触手で彼女を拘束している魔物は、両手を乳房へと伸ばしていった。
　大きな手のひらが、豊かな膨らみを両方同時に鷲づかみにする。

「うくっ……」

　強い力で乳房を握られ、マコトは小さくうめく。
　魔物の大きな手のひらでも、完全には握りきれないマコトの乳房。
　指と指の間から、柔らかな乳肉が溢れ出る。
　魔物は乳房をグニグニと、乱暴な動きで揉んだ。遠慮というものが感じられない指の動き。

「くっ、うっ……」

　小さくうめくマコトの顔がしかめられる。
　マコトの乳房は柔らかい。少し力を入れただけで、魔物の指が深く食い込む。
　柔らかなだけではなく、芯の部分には食い込んできた指を跳ね返そうとする弾力もある。
　柔らかさと弾力を兼ね備えた膨らみ……そんな膨らみの感触を楽しむかのように、魔物は指を乱暴に動かし続けた。
　乳肌に、指の痕が赤く浮かび上がっていく。
　魔物は4本の指で膨らみを揉みつつ、人差し指を膨らみの頂（いただき）へと伸ばしていった。
　鉤爪の先が、膨らみをちょこんと飾る乳首を引っかく。

「くっ……」

　敏感な突起を鉤爪で引っかかれて、マコトはわずかに痛みの色が感じられる声をこぼした。
　鉤爪は何度も濃いピンク色の乳首を引っかく。
　ソコを引っかかれるたびに、マコトは「くっ……」「うっ……」と小さな声を漏らす。
　何度もしつこく鉤爪で引っかかれているうちに、乳首は震えながら硬く立ち上がっていった。
　魔物の指が乳房から離れる。親指と人差し指、2本の指が立ち上がった乳首をつまんだ。
　つままれた乳首は引っ張られ、キュッとひねられる。

「くぅあっ！」

　ひねられた乳首から痺れが混ざった痛み……あるいは痛みが混ざった痺れが走ってきて、マコトは首を反らしながら苦痛の色がある声を響かせた。
　マコトの敏感な反応を見て、魔物の顔には楽しそうな笑みが浮かんだ。
　魔物はもっと楽しむために、指の力を強めて乳首をひねる。

「ああっ！　くぅっ！」

　乳首からの痛みで、マコトは空中で拘束されている体を震わせ、苦痛の声を漏れ響かす。
　しつこくひねられるピンク色の乳首は、赤みを増していった。
　魔物は片方の手を、マコトの胸から離す。その手はデニムのミニスカートへと伸びていく。
　ビリビリと音を立てて破られるミニスカート。ブラジャーと色を合わせたショーツが露わになる。
　魔物の鉤爪が生える指が、ショーツを無造作に掴んだ。